パンセ!
ロザリウムでは、毎月一度、サロン会員の皆様に【La Pansse】というコラムを発信しています。
これには、国際人として必要な教養文化の話や、映画・世界の現在の話題についての世界からのものの見方、私から皆様へのメッセージを書いています。
日本という国は、古代からとても多文化・異民族から隔離された国です。
文明開化でそれも解消されたと思っているあなた・・・それは、間違いです!
解消されたのは、極々うわべだけのもの。
いつだったかハーバード大学の教授が言った様に、
“日本は、この地球上に一親等の親兄弟を持たない文化”です。
それは、私が長年、日本独自のお茶の文化と、西洋文化のトップのクラスを実体験した中で、しみじみ感じることです。
しかし、それは日本文化が、西洋文化やその他の文化より劣っているということではありません。
むしろ、日本の『和をもって尊しとなす』というアイデンティティーは、この地球上、最も素晴しい理念だと思います。
大昔、西洋にキリスト教が広まり、ユダヤ民族が迫害され、ユダヤの民が理想卿を求めて東へ東へと逃げ延びていいたとき、彼らはこんなことを感じたといいます。
「東に行けば行くほど、人々が寛容である」と。
日本は、【極東】! しかも『日いずる国』です。
日本文化は、いつも、全てをおおらかに寛容に受け入れてやさしく昇華してきた文化だと思います。
そんな日本の素晴しいアイデンティティーが、全世界に全人類に広がっていったら・・・!
そのためには、まずは日本人も、国際社会で尊敬され、愛されるようにならなければ、
どんなに素晴しいことを言っても行っても、認知はされません。
国際社会とは、おのずと西洋社会です。
ヘレニスム社会です。
・・・ということは、極端に言うと、まずは、自分を○相手を×とするところから、物事が始まる文化です。
だから、相手に尊敬をされなければ、何も始まらないのです。
私が教えているものは、その尊敬を得るための手立て・・・
そして、国際社会の中で、楽しく楽に有利に人生を生き抜く為のポイントです。
映画でも、西洋人は、実は日本人とは別のものをそこに見出しているのです。
西洋人の中に、<イーリアス><オデッセイァ>や<アエネーイス>などの下地があって初めて
<ハリー・ポッター>や<ロード・オブ・ザ・リング>が大ヒットするのです。
【パンセ】では、映画の話もたくさん書いていますよ。
『パンセ!』
これはフランス人の先生が良く子供達に使う言葉です。
『考えて!』
自分の脳細胞で考える・・・これが大事です。
その下地となる【知】は多いに越したことはありません。
「知の獲得」
これは人類の命題です。
【パンセ】はその一助となるようにと思っています。
このブログでも、少しづつ、【パンセ】のお話のダイジェスト版を書いていこうと思っています。
ブログ管理人から、回数が少なくてブログになってないとのお叱りがありました。
全くその通り!
これからは、まじめにPCに向かいましょう。